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住宅ライターの家づくり奮闘記


本当に初期の段階の増井さんのパース画。建物は蔵をイメージし、1階のリビングは広いデッキと連続していきます。迫力があって見ているだけでワクワクしてきますね。


平面図にしてみるとなんだかスッカスカに見えてしまいます。銀行の融資担当者が戸惑うのは無理ないかなという気も…。

2008年11月19日更新

住宅ローン決定&土地を再契約

 2月1日、土地売買の契約は融資不成立のため、ローン特約が適用され、白紙撤回となりました。手付金は私の手元に戻り、マイホーム計画は振り出しに戻ったかに思われました。

 しかし、相談にのってくれていた設計者、増井真也さんは「あの土地は古家が残っているし、きっとすぐには売れませんよ。ローンの問題を整えてもう一度、手を挙げてみたらどうですか?」と言ってくれたのです。せっかく時間をかけて調べ、「買ってもいい」と思えた土地ですから、私たちにとっても思い入れは強くなっていました。仲介を依頼したA不動産に振り回されて、心身ともにかなり消耗していましたが、「この経験を無駄にしたくない」という気持ちだけは残っていたような気がします。

 A不動産には地銀しか紹介してもらえませんでしたが、今度は私のほうで大手都市銀行に事前審査を依頼し、ファイナンシャルプランナーからモーゲージバンク、増井さんから中央労働金庫を紹介してもらい、3つの選択肢を持つように計りました。中央労働金庫から事前審査が通った連絡を受けたところで、再度、あの土地の売却を仲介しているC社に電話。

 白紙撤回からひと月半ほど経っていたでしょうか。「まだ売れていないって!」、「これも縁なのかもしれないね」。私たちはもう一度、手付金を振り込み、購入の手続きをとることにしました。

 直接、売り主のパートナーであるC社に仲介してもらってもいいのですが、今回は「奥の手」ということで増井さんのお母さまにご登場願いました。実は、ますいいリビングカンパニーの社長であり、地元・川口市で不動産取り引きの経験も豊富。白紙撤回の際にも的確なアドバイスをいただいていました。

 今回、不動産業者と付き合ってきて痛感したのは「自分のペースを崩されてはいけない」ということ。相手は売買契約を結んで利益を上げているわけですから、なるべく早く買わせたいし、収益率の高い自社分譲の物件を売り込みたい。こちらとしては納得のいくまでじっくり探したいし、調べたい。このせめぎ合いが物件探しの際につきまとうわけです。

 ローンにしても、向こうがやりやすいように普段、付き合いのある金融機関を買い主にあてがって、とっとと最終のクロージングにまで持っていきたい。本来なら、ここで私がもう少し粘って、「いや他の金融機関も検討する期間が必要だ」と主張できればよかったのかもしれませんが...。流れに巻き込まれるとなかなか難しいものです...。

 ともあれ、本当に信頼できる人を得て、3月16日に再契約。ローンは結局、中央労働金庫になりました。都市銀行からはひと月以上経っても事前審査の返答が帰ってきませんでした。私がフリーランスでなく会社員や公務員で、なおかつ建物が担保として査定しやすいハウスメーカーに依頼していれば審査も通りやすかったのかもしれませんが...。

 大手都市銀行からはしつこく建物のプランについて質問されました。「何LDKですか?」、「いや、個室はあまりなくてオープンな間取りを考えてもらっています」、「ご夫婦にお子さんおふたりですから、3LDKくらいですか?」、「子供たちのスペースと夫婦の寝室と私の仕事部屋があるので、あえていえばそうなりますね」...。参考として増井さんに出してもらったダミーのラフプランが、融資の担当者にはどうしても気になるようでした。ハウスメーカーであれば、最初からキッチリした基本プランがありますが、まだまだこれから設計内容を詰めていく段階ですから、本当にラフなプランしか出しようがありません。そうした家づくりもある、ということがどうしても理解されませんでした。担当者によっても違うのだろうとは思いますが...。

 次回ではようやくプランニングのお話。そして地鎮祭、基礎工事と進んでいきます。

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