建築家の自邸を訪ねて
大家族主義、同居型の住まいがいい 黒木実 邸廊下からリビングに向かって。黒木さんの建築にはこうした小窓がよく採用されている。子供が顔を出したり、趣味のモノを飾ったりして楽しい。 私が初めて会った「生身の建築家」が、黒木実さんだった。 20年ほど前のある日。当時勤めていた会社で配属された住宅雑誌『モダンリビング』の撮影で最初に伺ったのが、黒木さん設計の住宅だったのだ。 写真家の車で住宅の近くまで来ると、玄関の前で「こっちです」と合図してくれていた黒木さんは笑顔が素敵で、「建築家って何てカッコイイんだろう!」と感動…
ホーム&ライフスタイルトレンドレポート
マンションの建て替え実施は、「もっと早いほうがよかった」が43%"旧耐震"マンションの動向に注目 津波や原発事故など甚大な二次災害をもたらした東北太平洋沖地震は、震源地から数百キロ離れた東京にも大小さまざまな爪痕を残しました。 まずは、右の画像をご覧ください。これは千代田区にあるビルの外壁と地面に接する足元を撮影したものです。このようなクラックは構造的にダメージを与える損傷ではありません。しかしながら、部分的にでも亀裂の入った外壁タイルは、何かの拍子に落下してしまうかもしれず危険です。万一そのようなことが起こった場合、建物の前を歩く…
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旧白洲邸「武相荘」館長・陶芸家 牧山圭男さん戦後の激動期を駆け抜け、その生涯や生き方に、現代も多くの人が惹き付けられている白洲次郎・正子夫妻。お二人のひとり娘である桂子さんと結婚し、現在は次郎夫妻が生前移り住んでいた農家「武相荘」の館長を務める牧山さんは、会社員時代に始めたやきもの制作に勤しみながら自分らしい生活スタイルの探究にも余念がなく、遊び心とダンディズム溢れる暮らしぶりを実践されています。武相荘での次郎夫妻の暮らぶりを間近で見続けてきた立場ならではの、住まいに対する思いについてお話を伺いました。 建物の歴史…
建築家の自邸を訪ねて
人が集まる50畳大の家族室 葛西潔 邸葛西潔さんの家は東京の西、武蔵野の地にある。65坪という、都内では恵まれた広さの敷地に自邸を建てたのは18年前。葛西さんが38歳、既に成人した二人のお子さんが4歳と2歳の時だった。 設計に7年もの年月がかかったのは、「ベターじゃなくてベストなものにしたいと思ったから」(葛西さん)。「一般の人にとっては自分の家を建てるイコール『マイホーム』が欲しい、ということだけど、我々設計者はそれとは違って『自由に設計できる』のが楽しいわけで。そんな機会は一回しかないなと思ったから。そ…
インタビュー 家について話そう
"洋"のシンプル空間と"和"の合理性、そしてエコが私の理想の家消費生活アドバイザーとして活躍する傍ら、毎年のように海外へホームステイし、環境と暮らしをテーマにした研究をライフワークにしている阿部絢子さん。「モノを持たない暮らし」を実践し、環境に負荷をかけない賢い暮らし方を提案する阿部さんの住まいとは?歯切れ良い語り口には、生活に対する明確なポリシーと、抜群の行動力に裏付けられた、日々の暮らしの愉しさがあふれていました。 居場所が思い通りにならない理不尽さにマンション購入を決意 ――都心なのにとても静かな、落ち着いたいいお住まいですね…
ホーム&ライフスタイルトレンドレポート
予想以上のスピードで住宅に普及し始めた次世代照明 LEDの時代がやってくる!?家庭用照明の新しい選択肢として急増するLED 昨年、経済産業省は省エネの観点から「一部の白熱灯は2012年を目途に原則生産・販売中止に」との要請を国内メーカーに行いました。これを受け、住宅用の次世代照明として電球型蛍光灯が続々と発売になったのは記憶に新しいところですが、現在、さらに省エネ性の高いLEDの商品化にも拍車がかかっています。 ただし「白熱灯が全てなくなってしまう」というのは、実は大きな誤解。実際に生産中止になるのはいわゆる昔ながらのシリカ電球だけで、クリプトン…
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ガラス造形作家 狩野智宏さん数多くの公共建築やホテルで、美しくも大胆な作風のガラスアートを発表しているガラス造形作家の狩野さん。室町時代から江戸時代末期にかけて活躍した日本最大の日本絵画の画派「狩野派」の系譜で、幕末・明治時代に活躍した狩野友信を母方の曽祖父に持つというプロフィールに驚きながら、住まいに関する思いやアートのある暮らしの楽しみ方についてお話を伺いました。 美術や音楽は子どもの頃から身近な存在 ――狩野派の日本画家である狩野友信氏から5代目にあたるそうですね。美術史で知っていた狩野派がぐ…
建築家の自邸を訪ねて
心地よさを実感できる「のこぎり屋根の家」 手塚貴晴+手塚由比 邸北側の開口部をフルオープンすると、視界が大きく開け、眼下に緑豊かな住宅地が展開される。7年前、自邸建築のための土地を探すにあたって、手塚貴晴さんと手塚由比さんは眺望を重視したという。 「それまで眺めのいい家を設計してきましたからね。自分たちでもその気持ちよさを味わいたかったんです」と由比さんは笑う。 1階は親世帯で、2階が手塚さん夫妻の生活する子世帯スペース。LDKから寝室、洗面・浴室まで間仕切りのほとんどないワンルームだ。「細かく分けるのではなく、室内は一体に。屋外…
ホーム&ライフスタイルトレンドレポート
都市で静かに広まる体も心も温める暖房 薪ストーブのある暮らし住宅街で薪ストーブを楽しむためのポイントとは? 日本で使われる薪ストーブは、大きく分けて2種類あります。ひとつが主に寒冷地や農村部のホームセンターなどで売られている、安価なブリキ製のもの。そしてもうひとつが欧米を中心に作られている鋳物や鉄製のものですが、今回お話するのは後者になります。煙突を除く本体だけでも20万円代~と高価ですが、良質な製品にきちんとメンテナンスを施せば数十年は使用することができます。 「私たちが集計した暖炉・薪ストーブの設置台数は昨年約8,000台で…
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フードコーディネーター 根本きこさんフードコーディネーターとしてたくさんの著書を持ち、どこかほっとするシンプルで丁寧なレシピが好評の根本きこさん。現在は逗子のカフェと雑貨のお店『coya』をご主人と営むほか、2人のお子さんのお母さんとしても忙しい毎日を過ごしています。今回はほのかに潮の香りが漂う『coya』にお伺いし、住まいと暮らしに対する思いを語っていただきました。 祖父母が住んでいた古い商家が家の原風景に ――逗子で暮らすようになって、どのくらいになりますか? 根本「もう13年になります。出身が栃木県の…

