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住宅ライターの家づくり奮闘記 バックナンバー

  1. 2011年04月13日更新

    地震対策と定期点検

     3月11日、千葉県船橋市にある我が家も相当揺れました。ちょうど第一波が来たときには私は最寄り駅のホームに降り立ったところで、震動がおさまるまで「地震だ」ということを理解できませんでした。 周囲のコンビニやドラッグストアで棚の商品が散乱しているのを見て、ようやく「これはただごとではない」というのがわかったくらい、混乱していました。急いで自宅に戻って家族の無事を確認すると、家の外壁に沿ってひとまわりし、被害の状況を調べることに。 軟弱地盤の敷地であったせいか、若干の地盤沈下があ […]

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  2. 2011年03月09日更新

    築2年で起こる建物の経年変化

     私は基本的にわが家に満足しているので、このコラムではわりとイイコトばかりしか書いていませんね(笑)。でも、家はいつまでも新品のままではありません。年月を経ればそれなりに部材はよくも悪くも変化していきます。今回は、あらためて家の中を見回してみて、気がついた経年変化についてお伝えしたいと思います。 新築時との違いがまず目につくのは木材を使った箇所です。無垢の木材は、製材後も湿度を吸ったり吐いたりする性質があるので、季節ごとに伸縮があります。また表面の色味もだんだんと濃くなってい […]

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  3. 2011年02月09日更新

    3年目のテーマは子ども室の収納計画

     今年の2月でわが家ができて丸2年。この家での生活も3年目に突入します。あらためてこれまでを振り返ってみると、1年目はとにかく「生活」のスタイルを模索するのに必死だったように思います。 なにしろ一戸建てに住む、というのは初めてのこと。今までのマンションより広くなったのばいいけど、どこにどんなモノを配置したらいいか、掃除はどんな手順でこなしていけばいいか、洗濯するのは夜がいいのか昼がいいのか…などなど。ひとつひとつ、とりあえずやってみて、「どうも具合が悪い」というこ […]

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  4. 2011年01月12日更新

    冬の快適性を向上させる住まい方

     地球温暖化が騒がれる昨今ですが、さすがに年末年始の頃にもなると、本格的な寒さがやってきますね。  わが家は、1階が広間とキッチン、食卓が一体となったワンルームで、天井は屋根勾配に沿った吹き抜けとなっています。夏は風通しがよくて大変けっこうなのですが、室内の空間が広い分、冬場はどうしても暖房効率があまりよろしくありません。  そこで昨年冬から導入しているのが、オイルヒーターとこたつです。オイルヒーターは、機器内部の循環液を電気で温めることによって熱を放射する仕組み。エアコンの […]

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  5. 2010年12月08日更新

    四季を楽しむデコレーション

     今年もいよいよ大詰め。長いようで短い1年を振り返る前に、12月には片付けなくてはならない仕事や家事が山のように待っています。 とは言え、あんまりキリキリと過ごしていくのも味けがないもの。とくに子どもたちにとってはお待ちかねのイベントが控えている時期でもあります。それは、そうクリスマス! 今年はIKEAで本物のモミの木を買ってきました。高さ150cmほどですが、枝を広げてみるとけっこうな大きさがあります。以前、住んでいたマンションではおそらく邪魔になってしまっていたでしょう。 […]

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  6. 2010年11月10日更新

    無垢の木のよさを引き出すのはメンテナンス

     わが家にはふんだんに木材が使用されています。柱やテーブルには杉、床にはパイン、2階は床・壁・天井がぐるりとラーチ合板で仕上げられています。そのほか、収納や建具の造作、階段や手すりなど、視界の中に木材が見えない部屋は、システムバスくらいのものです。 木材はなんといっても雰囲気がやさしげです。手触りもいいし、日差しが当たったときの暖かい色味にはほっとさせられます。無垢材であれば、湿度が高い時期には湿気を吸い、空気が乾燥してくると水分を放出するという、調湿性能も発揮します。そんな […]

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  7. 2010年10月13日更新

    秋の夜長は耳に優しい音を楽しむ

     先日、わが家のピアノが調律されました。妻が子どもの頃から使っているもので、今でも7歳の長男の練習用としてまだまだ現役です。 妻はピアノが好きで、いいことがあったり、ストレスがたまったり、感情が刺激を受けると鍵盤を叩いて心のエネルギーを旋律に換えています。 ピアノは妻にとって生活の必需品ですから、この家を計画するときも、「どこに置くか」は重要な検討ポイントのひとつでした。私は仕事上、さまざまな住宅を取材していますが、玄関ホールや寝室といったところに「とりあえず置かれている」状 […]

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  8. 2010年09月15日更新

    “暗すぎる照明”で心地よくくつろぐ

     わが家のプランニングにあたって、設計者である増井真也さんには10項目の要望を伝えました。設計者の発想を妨げないよう、間取りや具体的な広さには触れず、なるべく抽象的にイメージとして表現するように心がけました。 そのポイントのひとつが、「明るすぎない家にして欲しい」ということです。一般的に「部屋が明るい」というのは長所としてとらえられます。確かにふだん生活する場が、昼間でも常に明かりをつけないといられないような状態では、ちょっといただけません。 しかし、一方で直射日光というのは […]

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  9. 2010年08月18日更新

    「ソファが無ければリビングは解放される」

     自慢ではありませんが、わが家は決して広くありません。家全体の床面積は26坪ほどで、いわゆるリビングとしては10畳そこそこ。それでも屋根なりの勾配天井で頭上に広い空間があることと、キッチンや階段と一体になっていること、掃き出し窓で土間に接していることなどにより、実際の数値以上の開放感を得ることができています。 そしてもうひとつポイントになっているのは、「ソファを置いていないこと」です。普段の食事はキッチンと共有の杉の大テーブルを使っています。リビングに置いているのは、テレビと […]

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  10. 2010年07月14日更新

    深い軒が雨や日射から居場所を守ってくれる

     雨が降るたびに思うのが、「家があってよかったなあ」ということ。屋根に降り注ぐ雨音を聞きながら、居間で食後の団らんを過ごしているときなど、とくにそんな感慨が湧き起こります。  家のもっとも根本的な機能のひとつに、雨や日射、風など外部の気象から暮らしを守る、ということが挙げられます。言葉にするとごく当たり前のように聞こえるかもしれませんが、これはとても重要なこと。日射に含まれる紫外線や日射熱は、人体を含む、さまざまな物質の劣化を促進しますし、雨の水分も高温多湿の日本の風土では、 […]

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