2012年04月04日更新
筍とえんどうのあんかけ玉子どんぶり
筍とえんどうのあんかけ玉子どんぶり
陽射しがきらめき、爽やかな風がここちよい季節がやってきました。
リビングの窓から見える幼稚園の大きな桜のつぼみがほんのり色付き始めました。満開になる頃にピカピカの新入り園児たちがこの木の下を通うのだと思うと、なんだかこちらまで嬉しくなってきます。
食品店も春の到来を告げる元気な野菜たちで溢れてきましたね。元気な春野菜に出逢うとテンションが上がってしまい、きちんと値段確認もせずについついに買い物かごへ入れてしまう。春野菜は暖かな陽射しの喜びと芽吹きの力に溢れているようで、お料理しているだけでも元気になってくるのです！
昨日はお隣さんから筍をわけていただきました、福岡から届いたそうです。急げ 急げと朝ごはんの片付けもそこそこに茹で始めました。大小交えて3個もありま す！
あんはこのくらいのとろみに
さてさてどんなふうに頂こうかな？ 筍ご飯はマストでしょ！？ 柔らかい穂
先は新わかめと美味しい一番出汁で・・・これも外せない！ 歯ごたえのある根元の方は土佐煮がいかな？ 甘辛い濃いめの味付けでおかず風に炊いてもご飯にあう
し、そうそう 中華風炒めものにも！ 茹でたての筍を使うと味、香りと揃ってほんとに美味しく、歯ごたえだけの脇役ではなくなります。細く切った牛肉と炒めてみようかな？ 茹でたて
の筍の風味を生かすならなんといっても塩炒め！！
意気込みたっぷりですが、さて、このうちどれだけの料理が食卓に並ぶことになるのでしょうね〜
そんなわけで今月紹介する料理にも筍を使うことにしました。今から旬真っ盛りのえんどう豆と取合わせた＜筍とえんどうのあんかけ玉子どんぶり＞
玉子どんぶりは人気の定番料理だけど卵をふうわりと仕上げるのはなかなか難しい、実はワタシも苦手・・・でも、とっても美味しくできる玉子どんぶりのとっておきレシピがあるんです！
具材でバリエーションが広がりますのでいろいろアレンジしてみてくださいね。
ツヤトロのあんが美味しさの秘訣
- 【筍とえんどうのあんかけ玉子どんぶり】
＜材料と分量 ２人分＞ 卵 ３個 茹で筍 ５０g えんどう豆 大さじ３ ほたて貝柱 ３個 白ねぎ ３０g しょうが １０g 炒め油 塩 ＜あん＞ 出汁 ２００cc 薄口醤油 大さじ２ みりん 大さじ２ 酒 小さじ１ 片栗粉 大さじ１弱（同量の水で溶く） ごはん
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きょうの器
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| １. |
卵をボウルでざっくり溶きほぐす。 |
| ２. |
筍は細切り、えんどう豆は塩茹で、ねぎは斜め薄切り、しょうがは千切り。ホタテ貝柱は手で粗く割く。 |
| ３. |
フライパンに炒め油小さじ1を熱し、ねぎとしょうがを炒め、筍、ホタテ貝柱を加えて炒めて塩で味を調え、1のボウルに加える。 |
| ４. |
フライパンに油小さじ２を加えて強めの中火でよく熱し、3、えんどう豆を加えて一気に流し入れ、中央から大きく混ぜて半熟状に仕上げる。 |
| ５. |
片栗粉以外のあんの材料を小鍋で煮立て、火を止めて水溶き片栗粉を加え、とろみがつくまで加熱する。 |
| ６. |
器にごはんをよそい、４を盛りつけて５をかける。 |
| ・ | ホタテ貝柱のかわりに蟹身、蟹かまぼこ、海老や鶏肉、豚肉でもOK。 |
| ・ | （合わせる野菜も冷蔵庫にあるものでいろいろ試してみてください。 |
| ・ | 具材はふわふわに仕上げる玉子になじみやすい大きさに切り揃えるのがコツ。 |
| ・ | 豆皿で添えたのは大根のべったら漬け、小さな角切りにして木の芽を散らせばいっきに春らしくなります。 |
- 平山由香プロフィール
- 豆、雑穀、スパイス、野菜を使ったやさしくやわらかな味わいのレシピが得意。つくることで心がうるおう、食べる人の心と体がうるおう料理を目指し、食卓まわりのさりげない愉しみ方と共に提案している。
料理教室＜キュイエール＞主宰。神戸市在住
HP：http://www.cuillere-hitosaji.com/
blog：http://cuillere.exblog.jp/
