2012年02月08日更新
寒干し大根とにんじんの炊き込みごはん
小鉢は酢とお醤油につけたお漬け物
お天気はいいのに寒く乾燥した日が続いています
この冬は豪雪 テレビの天気予報では毎朝のように北海道、東北日本海側、北陸の雪の様子が映し出されています。
雪下ろしはほんとうに大変な作業なんですね。
雨も雪も天からの大切な恵み、でも多すぎるとまた災害を引き起こしてしまいます、数年前の豪雪では事故が相次いだようなので今年はなるべく被害が少ないようにと祈るばかりです。
ここ神戸市内では雪はまだ積もっていませんが、私の住むところは山手で最寄りの駅からでも2度は気温が低く、明け方に寒くて目が覚めるほど・・・
朝夕の寒さは辛いし乾燥した空気はお肌の大敵
でも この季節ならではのとっておきの楽しみもあります
この気温と乾いた空気は野菜を干すのには最高のコンディション!
そして干し野菜に最適な根菜たちが一番美味しい季節!!
1日干すとこんな感じ
今、大根がとびきり美味しくなっています。甘く瑞々しい部分は生のままで、
またはさっと蒸したり焼いたり、ごくごくシンプルな味付けで頂き、余りがちな
端っこたちはどんどん刻んで平ざるに並べてベランダで干してしまいます
1日でも2日でも半干し状態で食べられます、水分が抜けて甘さが濃くなって更に美味しくなるんです!
3日ほど干しても食べる機会がなければ冷蔵庫で保存。長期保存を目的にしていないのでなるべく早い調理が必要となります。
私は半干しのままポリポリ食べるのが大好き、その日の献立に合わせて極上の
オリーブオイルやごま油を少しかけるのもオススメ
食べきれない時は酢と醤油を合わせたもので漬け込んでおきます。
最近はそれにもちょっと飽きてきたので今度はご飯を炊いてみることに・・・
いつもは厚めのイチョウ切りなのですが、ご飯に合わせるので拍子木切りにして
干しました! 待ちきれなくて1日半しか干しませんでしたがイメージ通りの
炊き込みご飯ができあがりました。
さあ では<寒干し大根とにんじんの炊き込みごはん>の作り方を紹介しますね!
寒い季節ならではの楽しみです、美味しく作って冬を愉しくのりきりましょうね。
寒干し大根とにんじんの炊き込みごはん
- 【寒干し大根とにんじんの炊き込みご飯】
<材料と分量> 寒干し大根とにんじん 合わせて1/3カップ 米 1.5合 干し貝柱 1個 ごま油 少々 酒 大さじ1 塩 小さじ1/2 針生姜 大さじ1弱 あさつき 適宜 すり胡麻 適宜
1. |
大根と人参は拍子木切りにして平ざるに並べ、陽のあたる風通しの良いところ に干す |
2. |
干し貝柱は1.5カップの水に漬けて冷蔵庫で一晩おく |
3. |
フライパンを温めてごま油少々を加え、ほぐした貝柱、1の大根とにんじん、 洗って水気をきった米を炒めて炊飯器に移す、2のだし汁270ccを温め、 塩小さじ1/2とともに加えて普通に炊く |
4. |
炊きあがりに針生姜を加えて混ぜて蒸らし、器によそい、あさつきとすりごまを 散らす |
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お碗 一柳京子 箸 日高英夫 小鉢 松原工房 トレー 桐本泰一 |
・ | 大根は切り方で食感が変わるので、輪切り、半月切り、いろいろな形や厚みで作ってみてください 大きく切り分けると乾くのに時間がかかるので天気予報や自分の予定に合わせるのがコツ、小ぶりの大根なら一本丸まま干すこともあります |
・ | 椎茸などきのこ類もオススメの素材です |
- 平山由香プロフィール
- 豆、雑穀、スパイス、野菜を使ったやさしくやわらかな味わいのレシピが得意。つくることで心がうるおう、食べる人の心と体がうるおう料理を目指し、食卓まわりのさりげない愉しみ方と共に提案している。
料理教室<キュイエール>主宰。神戸市在住
HP:http://www.cuillere-hitosaji.com/
blog:http://cuillere.exblog.jp/