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おいしい食卓+ちょこっとレシピ

2011年10月05日更新

プルーンと林檎のジャム

小布施 高澤さんの紅玉林檎とプルーン

蒸し暑かった9月がすぎ 甘く濃厚な金木犀の香りが漂いはじめました
気温もぐっと下がってキッチンでの煮炊きものが楽しい季節

今年は無花果のジャムを作るタイミングを逃してしまいましたが
プルーンをあれこれとアレンジする愉しさにはまりました
9月の料理教室ではプルーンと林檎のソースを添えたデザートが大好評
濃い紫色のプルーンにレモン汁を加えて皮ごと加熱すると驚くほど美しいルビー色に変わるので その変化の瞬間にみなさん感激されたようです
もちろんお味もすてきに美味しいですよ

プルーンにもいろいろ種類があって 皮が濃い紫色のもの、明るめの藤色のもの、少し丸みを帯びた小ぶりのもの、ラグビーボウルのようなかたち
甘味や酸味ももちろん違うのですが、加熱すると皮の色によって仕上がりが変わります
スーパーマーケットに並ぶプルーンには種類選択の余地はありませんから
『今日のプルーンはどんな色に変化するのかなあ〜』と
ちょっとどきどきしながら鍋にむかいます

ジャムが煮上がりました!

今回はプルーンと林檎のジャムを紹介しますね!
林檎の季節は始まったばかりですが プルーンはほぼ終盤が近づいてきました
旬が終わった後もその季節をなつかしみ、その味をもう少し長く楽しみたい
そんな思いがあっての私のジャム作り
= 思い出とともに小さな瓶の中に季節を閉じ込める =
そんなふうに捉えるとジャム作りがぐっと楽しくなりますよ

今回ははりきって長野県小布施の高澤農園さんから加熱用のプルーンと出回りはじめたばかりの紅玉林檎を送ってもらいました
このプルーンはプレジデントというのだそうです
紅玉林檎は小ぶりでプレジデントは大きいので一緒に籠に盛るとなんだかオカしい

ヨーグルトにとろりとかけて
【プルーンと林檎のジャム】
<材料>
    プルーン  600g
    林檎  1個
    レモン汁  大さじ2
    グラニュー糖  250g

*作り方*
1.


プルーンは種を除いて皮ごと切り分け、レモン汁とともに鍋に入れ蓋をして弱火にかける。ときどき混ぜながら鍋底が焦げつかないように煮る。(皮が気になる場合はフードプロセッサーやブレンダーでピュレ状にする)
2.

林檎の種を除き小さな角切りにして1の鍋に加え、グラニュー糖を3回に分けて加え、艶と濃度がでるまで炊く
3.

消毒した清潔な瓶に熱々のジャムを詰めて蓋を軽くしめ、蒸し器で10〜15分加熱し、蓋を完全に閉める

きょうの器
硝子 沖縄読谷 よなはらみよ
布  東京   松本朱希子
<note>
3の行程を行えば冷暗所で常温保存できます。
3を省きたければアルコールで消毒します この場合は冷蔵庫保存で!


トーストにヨーグルトに、朝ごはんが楽しくなるジャムですが、豚肉のソテーに添えるのもオススメ! ぜひ一度ためしてくださいね


新連載 「平山由香の愉しい旅+レシピ」


料理家・テーブルコーディネーター 平山由香

平山由香プロフィール
豆、雑穀、スパイス、野菜を使ったやさしくやわらかな味わいのレシピが得意。つくることで心がうるおう、食べる人の心と体がうるおう料理を目指し、食卓まわりのさりげない愉しみ方と共に提案している。
料理教室<キュイエール>主宰。神戸市在住
HP:http://www.cuillere-hitosaji.com/
blog:http://cuillere.exblog.jp/

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