ホーム&ライフスタイルトレンドレポート
ホームインスペクションを知ってますか?中古住宅の本当の価値をきちんと測るモノサシが必要 ホームインスペクションとは、住宅の売買などの際に行われる"建物調査"のこと。診断を行うホームインスペクター(建物調査事業者)は売買に関わらない第三者機関として、住宅の劣化状況や欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用を見極め、依頼主にアドバイスを行います。 アメリカでは、州によって異なるものの、不動産取引全体の70%~90%の割合でホームインスペクションが行われ、すでに常識となっていますが、日本ではこれまでほ…
インタビュー 家について話そう
パーソナリティ クリス智子さん今年で10年めとなるJ-WAVE『BOOM TOWN』ナビゲーターのほか、今年は自身のルーツであるハワイと向き合ったフォトエッセイを発表し、同書を共著したシンガーソングライター、おおはた雄一さんとコラボレーション・アルバムでシンガーにも挑戦するなど、活躍の場を広げているクリス智子さん。インテリアやアートにも造詣が深いクリスさんが考える住まいとは?10月7日に新創開館する根津美術館で、お話を伺いました。 アメリカに住む親戚の影響で、アンティーク家具好きに ――つい最近、引越…
建築家の自邸を訪ねて
小ささゆえに身近で親密な家 フィリックス・クラウス&吉良森子 邸吉良森子さんといえば、オランダ在住の建築家として名前を記憶している方もいるかもしれない。私も以前、吉良さんを紹介する雑誌の記事を読んだことがある。40歳代前半という日本人女性が、ヨーロッパ建築界の第一線で活躍していることに驚き、設計した建物をいつか見せてもらいたいと思っていた。 吉良さんに会うチャンスは、意外に早く訪れた。吉良さんが共に生活するパートナーである建築家のフィリックス・クラウスさんの設計で、二人の家を日本に建てたのだという。さっそく取材と撮影をお願いすること…
ホーム&ライフスタイルトレンドレポート
美しい街で美しく暮らす街は単なる住宅の集合体ではなく、ひとつの美しい景観 「人々が穏やかに暮らせる生活都市を郊外に」(実業家・渋沢栄一氏)-。この「田園都市思想」をコンセプトにした新しい街づくりの計画が立ち上がったのは1953年のこと。開発総面積約5,000万㎡、民間事業では国内最大規模の街が、東急田園都市線「たまプラーザ」を中心とする田園都市エリアです。 美しい邸宅街が広がるこのエリアでは、街を単なる住宅の集合体ではなく、全体としてひとつの美しい景観となるよう計画されたことが大きな特徴です…
インタビュー 家について話そう
シンガーソングライター コトリンゴさん坂本龍一さんに見いだされ2006年に日本の音楽シーンに登場するや、独特の世界観と聴く人を包み込むようなファニーヴォイス、驚愕のピアノテクニックで人気アーティストの仲間入りを果たしたコトリンゴさん。神戸の音楽学校卒業後アメリカの名門、バークリー音楽院へ留学した時は、さまざまなアパートメントに住んでいたそう。ふんわりとやわらかい、コトリンゴさんのお住まい遍歴をうかがいました。 初めての一軒家、希望は「自分の部屋にピアノを置きたい」 ――コトリンゴさんは3歳からピアノを習い始め…
ホーム&ライフスタイルトレンドレポート
新しい価値観でつながる二世帯住宅 三つの世代で暮らしてみれば時代とともに変化する二世帯住宅のかたち 日本に「二世帯住宅」という言葉が登場したのは今から約35年前、1975年のこと。ハウスメーカーの旭化成ホームズ(ヘーベルハウスのブランド名で展開)が「二世帯シリーズ」という商品を発表したことがはじまりでした。その後同社は本格的に二世帯住宅の研究を開始。1980年には社内に「二世帯住宅研究所」を開設し、日本における二世帯住宅の本格的普及めざし活動をスタートさせました。今回は長年にわたり二世帯住宅を見続けてきた同研究所にお話を伺いました…
地域と人とつながる住まい
都心の古民家を7人でシェアする 松陰コモンズこの建物が建てられたのは江戸時代末期。鈴木家7代目当主の鈴木誠夫さんが生まれ育ち、御母堂の富子さんも2000年12月に亡くなるまでこの家に暮らしていた。いわば、21世紀まで現役の住宅として活躍している古民家だ。 鈴木さん自身はその数年前に隣に新築した邸宅に移っており、「この家は取り壊すしかない」と思っていたという。相続に関連して世田谷区に相談を持ちかけたところ、街づくりに携わる3社から土地の活用についての提案があった。そのうちにあった環境共生のコーポラティブハウスとして…
ホーム&ライフスタイルトレンドレポート
取捨選択で見つける、自分らしい豊かさ。 大人の住まい、大人のくらし価値を時間軸で考えるリノベーションで、大人のくらしを手に入れる シングル・夫婦のみ世帯が増えたと言っても、流通している不動産物件の大半は現在も「ファミリー仕様」。シングル向けを謳っているものも、注文建築ではないため個々の住宅観やライフスタイルにフィットしているとは言いがたいのが現状です。 こうした中、数年前から徐々に増え続けているのが、中古住宅を購入し、自分のライフスタイルに合わせてリノベーションして住む方法。日本におけるリノベーションの先駆けであり、多数の設計実績を持…
インタビュー 家について話そう
エッセイスト、菜食文化研究家 鶴田 静さん東京から特急電車で2時間。房総半島に突き出た鴨川の岬から程近い丘陵に、楽園がありました。15年余にわたる古民家暮らしを経て、5年半前からこの地に居を構えた鶴田さん。自然を抱きかかえるように360°の大パノラマをほしいままにするお住まいは、夫であるカメラマンのエドワード・レビンソンさんと共に文字通り「手仕事」で作り上げていったものでした。梅雨の晴れ間、田園生活の極意を教えていただきに、鶴田さん宅を訪ねました。 30年来のシンプル・ライフを形にした「ソローヒル」 ――県道から…
地域と人とつながる住まい
大正建築の学生寮を集合住宅に再生 求道学舎リノベーション住宅プロジェクト求道学舎(きゅうどうがくしゃ)は、明治35年(1902年)に近角常観という浄土真宗の僧侶が創設した学生寮で、信仰を中心に据えた共同生活を通じて、多くの人材が輩出された。 当時は木造2階建てだったが、大正15年(1926年)、建築家・武田五一の設計により、RC造3階建てに建て替えられることになる。現存するRC造の集合住宅としては、首都圏で最も古い建物だという。 今なお残るその外観は、まさに「洋館」そのものだ。シンプルな陸屋根にアーチ状の開口部。寮室はすべて南向きで西洋風…

