2010年11月03日更新
カーテンレールについても充分検討して・・
しっかりコーディネートされたカーテンと一体化してお部屋の雰囲気を左右する縁の下の力持ちは、実はカーテンレールです。
カーテンを決める時は、面積の大きいカーテンにばかり注目しがちです。しかし カーテンは取り替えることがあってもカーテンレールまで取り替えることは殆どないといっても過言ではないでしょう。その意味では 一度取り付けたらずっと使い続ける前提のカーテンレールに注目しないのは重要な視点が欠けていると言えましょう。
ご新築を検討されている方は カーテンレールに付いてもじっくり考えてみる必要があると思います。カーテンレールにもいろいろな種類があります。大別すると、レールそのものを見せるための「装飾レール」と カーテンボックスの中に隠れてしまうデザインで機能面を追及した「機能レール」と呼ばれるものがあります。
装飾レールは古くから木製のものが多く使われておりましたがアイアンレールと呼ばれる金属製のものも増えています。それぞれレールの両端に美しい飾りをあしらったお洒落なもので 太さも大きさも実に様々な種類があります。ヨーロッパで古くからお部屋にカーテンを飾る為に使われていた重厚で非常に凝った真鍮製の高級品から、最近の家に似合うモダンなものまで、多種多様なテイストのカーテンレールがあります。
機能性を追及したカーテンレールでも、機能により磨きを掛けた、動きのよいものや摩擦音を抑えた静かなもの等があります。特殊なものとしてはリニアモーターで動くものや電動レールなどもあります。このような多種多様なインテリアにインパクトを与える美しいカーテンレールがある一方で、古くは旧住宅公団の指定品として使われた安価なカーテンレールが今でも多く出回っています。
「面倒なカットは要らない」と言う伸縮自在のカーテンレールも有ります。「安い」「手間要らず」と言う理由で、一度取り付けたら、取り替えることの殆どない、カーテンレールを選ぶのは考えものだと思います。これらの「安い」「手間要らず」をうたい文句にしているカーテンレールは、美観だけではなく、機能性、操作性が悪く 動きにくい事から取り付けた後で後悔したと言う話はよく耳にするところです。
カーテンレールにもいろいろなものがある、ご自宅のインテリアの格を上げ、豪華なカーテンとつりあいの取れる美しいものがあると言う事を後で知ってもカーテンレールの取替えははなかなか出来ない事です。後悔しないカーテン選びのためには、カーテンと共にカーテンレールも一緒に考えることが大切です。
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アイアンレール
直径が20ミリ前後のもので「アートスミス」「クラスト」「グレース」「リネージュ」等が代表的。
木製レール
かつては25から50mm程度のものがありましたが現在は25mm程度のものが多いようです。
- ウィンドウコーディネーター
上原誠 カーテンプラージュ 代表取締役社長
昭和30年、株式会社セルコン(旧近藤忠商事株式会社)入社。「インテリア先進国に学べ」と諸外国へ赴く。昭和64年、某大手百貨店の外商部向けに「お誂え専門」の会社、カーテンプラージュを設立。半世紀以上もインテリアの変遷を見てきた(自称)生き証人。
カーテン プラージュ http://curtain-plage.co.jp/