2010年10月06日更新
カーテンの”デザイン”について
一般的にカーテンのデザインと言えば色や柄 スタイル等など奥の深いものがありますが 今回はそのさわりの部分について触れて見ましょう。
カーテンのヒダの数や丈 窓を覆うカーテンの大きさ 設置する位置等によってお部屋の印象は大きく変ってしまうものです。この意味では殊にオーダーカーテンを考えるときに平面的なものと言うよりは家具のように立体的なものとして考えてみるのが良いと思います。
多くの方はカーテンについてはたんに窓を覆う布として平面的にお考えになっていらっしゃるかも知れません。もし貴方は「カーテンは色柄さえ気に入れば良いのでは?こんな窓を覆うだけの平面的なものにデザインなどあるの?」とお考えでしたら少し考えてみる必要があるかもしれません。
これをお読みになる方は もしも女性の場合、例えばスカートについて考えてみてください。
おなじ色柄 素材であったとしても、丈が長いか短いか、ヒダのないプレーンなものか それともドレープ(ヒダ)等に衣装を施したものか 同じ色柄の生地もデザインによってまったく別のものの様に印象の変化が起こることをご存知だと思います。
実はカーテンも同じです。カーテンを開け閉めするたびに布は動き、そのヒダがより、陰影が出来ます 微風に揺れるあのロマンチックな風情を想像してみて下さい つまり、カーテンとは意外と立体的なものなのです。
たくさんのヒダがよる、たっぷりとした量の生地が使われたカーテンは、窓際の存在感を大きなものにします。その様なカーテンは 窓の大きな額縁のように、窓の外の風景さえ違ったものにします。
どの様なヒダがよるかは、素材によって違います。カーテンのボリューム感とフォルムは ヒダの数などのデザインと素材の組み合わせによって違ってくるのです。どの組み合わせが最適であるかは 貴方のお部屋がどんなものか 貴方のお好みがどんなものかによって違います。
一般的に既製品として市販されているような量産品は 画一的に小さなヒダのデザインになっていることが多いようです。お安い分は使われている生地も少ないと言うことでしょう。お安くするために、画一的なデザインによる工賃と生地の質、量とも節約してあります。しかし目隠し機能や日除け的な必要最低限の機能は勿論備えています。既製品の材料をベースにしたイージーオーダー品も市販されていますのでリーズナブルな価格で求める事が可能です。
しかし、イージーオーダーカーテンとオーダーカーテンでは素材、縫製など根本的な違いがあり 見映えが違いますので両者を見比べた上で方向をお決めになるとかプロにご相談なさる事をお勧めいたします。
この他 カーテンを束ねるタッセルも共生地あり 房仕様のもの ロープ様のもの 金属のもの クリスタルを使ったものなど多様です。これ等を設置する位置なども重要であり、カーテンにまつわるエレメントも忘れてはならない部分でしょう。
話題のオーガンジーのレースで掃出し窓を飾ってみました。
綺麗なお庭を眺められるのは格別です。
オーガンジーのレースカーテンはその商品が持つ透明感が持ち味で
素敵な風景やお庭が見わたせるようなお窓に似合います。
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- ウィンドウコーディネーター
上原誠 カーテンプラージュ 代表取締役社長
昭和30年、株式会社セルコン(旧近藤忠商事株式会社)入社。「インテリア先進国に学べ」と諸外国へ赴く。昭和64年、某大手百貨店の外商部向けに「お誂え専門」の会社、カーテンプラージュを設立。半世紀以上もインテリアの変遷を見てきた(自称)生き証人。
カーテン プラージュ http://curtain-plage.co.jp/