2010年09月08日更新
ウィンドウトリートメント≪窓周りアイテムの仲間達 後編≫
カーテンで代表される窓辺装飾のアイテムは個性化、多様化に対応して多彩な拡がりをみせて居ます。更なる生活様式の変化は予想を超える発展を続けるものと考えられます。
次にご紹介する窓装飾の仲間達を知ることは貴方のホームライフにきっと役立つものと思います。
*ロールスクリーン
ロールカーテンとも言われますが上部に巻き上げて収納しますので窓は全開できるところが好評です。また厚手と薄手をセットしたダブルタイプもあります 巻き上げにはスプリング方式とチェーン操作によるものがあります。これは使い場所や好みによって決めましょう。
業務用に適当な大型タイプや可愛い小窓に適当な小窓タイプ等があり機能面でもバスルーム用 遮光 抗菌など多彩です。
*プリーツスクリーン
不織布 紙 織物等を素材としてスクリーンをプリーツ状に製作し上下に操作するものですがカーテンのダブルの吊りこみをイメージした厚手と薄手をセットしたダブルタイプもあります。
又操作によってドレープ様になったりレース様になったりする物もあり楽しい使い分けができます。
素材的には比較的薄手が多いために暖房効果は余り期待できないだろう・・というイメージからの脱却を狙って空気を抱き込むハニカム構造のスクリーンもあります。
*ローマンシェード
一口にローマンシェードと言っても種類は豊富です。通常シェードと呼ばれているものはプレーンシェードと見てよいと思われます。
各種のシェードは簡単なメカを伴いテクスチャーの裏側にセットされた昇降コードと布とのバランスでそのシェードのスタイルを表現してゆく事になります。それぞれの操作方法はコード式とチェーン式があります。代表的なものを次にご紹介いたします。
◎プレーンシェード
ホームユースとしては最もポピュラーなものとして使われているもので操作コード(又はチェーン)をひく事でテクスチャーを上にたたみ上げてゆくもので裏地つきの加工も可能です。お窓は全開できるところがポイントとして人気を集めています。
下まで下ろすとパネル状のカーテンになりタペストリーなどのようにその素材が持つ柄を楽しむ事も出来ます。
◎シャープシェード
プレーンシェードのたたみ上げをよりシャープにしたもので たたむ間隔ごとに硬い芯を入れることでたたみ方をコントロールしています。
裏地加工も可能ですし機能面はプレーンシェードと同様です。
◎ツインシェード(ダブルシェード)
プレーンシェード シャープシェードに限定されますがドレープとレースとのダブル仕様のシェードのことで上部は一体化されたメカになっています。
◎バルーンシェード
操作コード(チェーン)をひく事で裾が丸い風船のように上がってゆくおしゃれなシェードです。したに下ろすと普通のカーテンのようになりますがプレーンシェードやシャープシェードと違いヒダを作った縫製になっておりますのでタペストリー様に柄を楽しむにはちょっと無理があるようです。
◎オーストリアンシェード
劇場やホテルで使用されることの多いドレープ(ヒダ)を沢山とった豪華なシェードです。材料を豊富に使いヒダを贅沢に使っている関係から両サイドをワイヤーかコードなどで抑える様にして形を整える事が多いようです。
◎小窓に使われるスタイリッシュなシェード
孔雀が羽根を広げたイメージを表現したものや白鳥をイメージしたものなど種類は雑多です。
貴方のお部屋やお子様の希望などで使い分けられるのも良いでしょう。
*カーテンレール
忘れてならないのがカーテンレールです。レールそのものも見て楽しもうと言う装飾レールとカーテンボックスなどにおさめてしまう機能のみを追及した機能レールの二種類に分類されます。インテリアを考えるときに一般的にはカーテンレールは二の次になってしまい 度外視されてしまうケースが多いようです。
ヨーロッパの古い宮殿には装飾レールが使われているところがあります。昔からカーテンレールはインテリアの重要なエレメントであったと言う証拠と言えましょう。
カーテンレールを設置する為には構造物に穴を開けたりして手を加えることが多い事もあり一度取り付けたら付け替える事の少ないものの一つです。
その割合には深い検討が無いままに済ましてしまうことが多く 大変勿体無い話です。
カーテンレールはホームセンターを始め金物屋さん カーテン屋さん等販売店も多く 比較的手にはいりやすい商品の一つですが窓にあわせてカットする手間を省いた伸縮自在のレールに取り付けに必要な部材までセットされたものが多いように見受けます。
お値段もリーズナブルな商品が多いので飛びつきがちですが 本当にこれで良かったのか・・・一考を要するところだと思います。
プロがお勧めするものは機能性 装飾性 利便性などに重点を置いて考え カットサイズや取り付け位置などバランスを充分考慮しますので安心してお使いいただける利点があると思います。是非ご相談下さい・・
広いお部屋の連窓をプレーンシェードで飾ってみました。取り付け場所によっては
電動タイプをお勧めいたします。たたみ上げはとてもすっきりしています。
裾にトリミングを施したプレーンシェードの例です。カーテンの縁取りに
使う事もありますのでオリジナリティーの演出にも効果的です。
最近広く使用されているスリムな装飾レールにハトメ加工のカーテンを
組み合わせたコーディネートの例です。
オーソドックスな上飾りを配したスタイルでリビングルームや
応接間に多く使われています。
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- ウィンドウコーディネーター
上原誠 カーテンプラージュ 代表取締役社長
昭和30年、株式会社セルコン(旧近藤忠商事株式会社)入社。「インテリア先進国に学べ」と諸外国へ赴く。昭和64年、某大手百貨店の外商部向けに「お誂え専門」の会社、カーテンプラージュを設立。半世紀以上もインテリアの変遷を見てきた(自称)生き証人。
カーテン プラージュ http://curtain-plage.co.jp/