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知っておきたい光のコト

2009年05月20日更新

光の魔法で、広く!高く!

 今回は、同じ空間なのに「少し広くなった」、または「天井が高くなった」ように感じる光の置き方のおはなしです。

 リビングダイニングの照明を例に考えてみましょう。昨今のリビングダイニングの照明は、天井にダウンライトをつけて、ペンダントもしくはシャンデリアを1灯とりつけるのが主流となっています。

 では、ダウンライトの光はどの方向を照らしているのでしょう。

 答えは「下(床)」です。つまり、ダウンライトが主照明となっているリビングダイニングでは、光は下に落ちているので「下(床)」は明るいですが、「上(天井)」は暗くなってしまいます。天井が暗い空間は重く圧迫感のある空間となり、くつろぎの空間であるリビングダイニングにはおすすめできません。

 そこで、天井が暗くなるタイプの照明器具を主照明としている空間におすすめなのは、「上下」に光をはなつペンダントやシャンデリアとなります。もし天井から何も下げたくない場合は、天井に光をはなつタイプのフロアスタンドがおすすめです。
 カーテンボックスが設置されている場合は、カーテンボックスの上に間接照明用に開発された工事不要の蛍光灯の器具を置いてみましょう。その際は、くつろぎの場所にあわせて電球色の蛍光灯がよいでしょう。天井に間接光がまわって、ほどよい広がり感や開放感を演出し、空間の高さが感じられます。

 そして空間に広がりを見せたい場合は、暗くなりがちなお部屋のコーナーに光を置いてみてください。壁がつくる角度が反射板となり、やわらかな光が空間に広がります。1コーナーだけではなく、相対する2コーナーにそれぞれ光を置くとさらに空間に広がりをもたせることができます。

 最近のスタンドは、光源の発達にともない大きなセードではなく、シンプルでスリムなデザインや小さなセードのスタンドなど、サイズやバリエーションも豊富です。加えて、セードが360度回転したり、本体が回転する機能がついたスタンドもあります。
 たとえば支柱が2カ所くらい動き、セードが360度回転するスタンドでしたら、手元を照らしたりセードを回転させて壁や天井に光をあてることができるので、ソファの横に1台しか設置できない場合におすすめです。

 もちろん、いきなりスタンドを購入して置くことはありません。はじめは、家にあるスタンドをイロイロな場所に置いて点灯してみてください。そして最終的に光を置く場所が決まったら、その場所に合うサイズや素材、色を考えてスタンドを選んでみましょう。できれば、カタログだけで選ぶのではなく、実際に店舗で光の出方やスタンドのサイズを確認してから購入することをおすすめします。

 光を加えることで、今までと同じ空間の思わぬ場所が、くつろぎの空間になったり、自分だけのお気に入りの場所になるかもしれません。


天井が暗いと圧迫感があります


壁面への光に加え天井への間接光とカーテン照明で空間をより広く高くみせる


(左)天井への間接光と食卓への明るい光が同時に得られるペンダント
(右)多機能なフロアスタンドで壁や天井に光を

ヤマギワ株式会社 広報室
新貝裕美
ヤマギワ株式会社 広報室 新貝裕美

大学の助手を経て、TLヤマギワ研究所に入社。その後、ヤマギワ株式会社の広報となり現在に至る。日々あたりまえのように使われ、ともするとその存在を気にとめることがない日もある光。その「光」には、実はいろいろな表情や力があることを伝えていきたいと思っている。

ヤマギワ株式会社 http://www.yamagiwa.co.jp

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