
2009年03月25日更新
光が違う?
このシリーズでは、知っているようで意外と知らない「光」や「灯り」の話、ちょっとした工夫でお部屋の印象が変わる照明使いのテクニックなどをご紹介したいと思っています。光をポイントとして素敵な空間づくりを楽しんでください。
第1回目は、光の種類についてのお話です。技術が進歩した現代ではさまざまな種類の光が発明され、日常生活で使用されています。それぞれの特徴を知り、上手に組み合わせることで、照明計画のバリエーションは格段に広がります。この機会に一度おさらいしてみましょう。
■ 素材感を出したり陰影をつけるのが得意な白熱灯
光(光源)の中で、私たちの暮らしに最も馴染みが深いのは白熱灯、いわゆる昔ながらの電球ではないでしょうか。白熱灯は「点光源」と言われ、革や木・ガラス、ファブリックの素材感を出したり、陰影をつくることができます。陰影は空間に豊かな表情を与えるだけではありません。その「色あい」を見ると、くつろぎの空間を演出するために最適といわれている、赤味がかった温かみのあるオレンジ色の光となっています。
■ 好みや場所に合わせて色合いを選べる蛍光灯
オフィスやキッチンなどでよくつかわれている蛍光灯は「面光源」と言われ、空間のすみずみまで照らすことができるのが大きな特徴です。蛍光灯の光の色合いはとても豊富。蛍光管内部に塗布されている蛍光物質の種類によって「昼光色」「昼白色」「白色」「温白色」「電球色」などの種類があります。「昼光色」「昼白色」「白色」は日中の太陽光のような白っぽい光で、さわやかで清潔な印象を与えます。逆に、温かみのある光の「温白色」や「電球色」を使えば、落ち着いた雰囲気を演出することができます。
白熱灯から電球型蛍光灯への切り替えは、とても簡単です。現在使用している白熱灯が60Wなら「60型」、100Wなら「100型」と書かれている電球型蛍光灯に交換しましょう。電球型蛍光灯は文字通り電球の形をした蛍光灯で、発売当初は球の部分がかなり大きく、違和感を覚えた方も多いと思いますが、技術が進歩するにつれ小型化が進み、現在では電球型白熱灯とほぼ同じサイズの商品も販売されています。
■ これから注目の光、インテリアにも取り入れられ始めたLED
最後に、これからの光と言われているLEDをご紹介します。LEDは発光ダイオードとも呼ばれていて、主な特徴として長寿命、小型で軽量、低電圧による省電力があげられます。この長寿命により、メンテナンスが困難な屋外や水中などで数多く採用されています。また、高輝度で指向性の高い光学的特性も持ちあわせているので、遠くまで見えなくてはいけない信号機などにも使用されています。ここ数年はクリスマスのライトアップなどでも人気が高く、ブルーや白といったクールな光を街中で楽しんだ方も多いのではないでしょうか。
これまでは価格も高く、公共の場を中心に使用されることが多かったLEDですが、インテリア照明にも徐々に取り入れられ、白熱灯や蛍光灯とはまた違ったニュアンスの光を楽しめるようになってきました。発光効率が150lm/wの白色LEDも発表されはじめ、そう遠くない将来、蛍光灯のかわりにLEDを使用する空間もでてくるかもしれません。

それぞれの光の特徴を活かしたリビングダイニング空間。
■カーテンライト(TK-LINE CURTAIN LIGHT:蛍光ランプ)
■天井と壁面のスリットに仕込まれた間接照明(RT-LINE:蛍光ランプ)
■ニッチ照明(ダウンライト LAMELLA:ダイクロイックミラーランプ)
■壁面と床のスリットに仕込まれた間接照明(RT-LINE:蛍光ランプ)
■天井スリット(ダウンライト GEMELLO:ダイクロイックミラーランプ)/以上、全てヤマギワ
■スタンド(GLO-BALL:二重管ハロゲンランプフロスト)/フロス
- ヤマギワ株式会社 広報室
新貝裕美 
大学の助手を経て、TLヤマギワ研究所に入社。その後、ヤマギワ株式会社の広報となり現在に至る。日々あたりまえのように使われ、ともするとその存在を気にとめることがない日もある光。その「光」には、実はいろいろな表情や力があることを伝えていきたいと思っている。
ヤマギワ株式会社 http://www.yamagiwa.co.jp
