HEMS（ヘムス）の解説

　HEMS（ヘムス）という言葉をご存知でしょうか？昨日（11月27日）の新聞紙上では「政府は『グリーン政策大綱』（自然エネルギーの活用、省エネ促進の方針）において、2030年には全世帯にHEMSを導入」の見出しが載っていました。「HEMS（ヘムス）」とはホームエネルギーマネジメントシステム（Home Energy Management System）の略。家庭で使われている電力やガスを管理し、コントロールする仕組みです。さらに言えば、使うだけでなく、つくる（創エネ）、貯める（蓄電）も含めた概念です。

　電力の「見える化」もHEMSのひとつ。ですが、本質的な考え方としては、ピーク時の制御機能を組み込むことで、１住戸だけでなく、マンションならば建物全体、さらには地域全体のマネジメントネットワークを構築することが目標です。その実証実験を、現在横浜市が実施しています。地域エネルギーマネジメントシステム「CEMS（セムス、Community Energy Management Systemの略）」のなかに先月竣工した新築マンション「パークホームズ大倉山」が参画しています。共用部の見える化「MEMS（メムス、Mansion Energy Management Systemの略）を前回紹介しましたが、各EMSの違いを簡潔に説明した動画（2分25秒）を掲載します。どうぞご覧ください。

【物件概要】
所在地	：	横浜市港北区大倉山1-22
交通	：	東急東横線「大倉山」駅徒歩6分
総戸数	：	177戸
専有面積	：	55.08㎡～89.02㎡
入居	：	平成24年10月
敷地面積	：	6702.01m2
構造／規模	：	鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上7階
売主	：	三井不動産レジデンシャル
施工	：	三井住友建設