
2010年05月19日更新
"音"のある心地良い空間
『心地よい空間』 ‥ 真っ先にお洒落なカフェやリゾートホテルのロビーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?人々はそこで、食事をしたり、会話をしたり、読書をしたり、思い思いの時間を快適に過ごしています。その空間では、「洗練されたソファやテーブル」「手間隙を掛けた料理や飲み物」「綿密に計算された照明や香り」‥ 様々なアイテムが日常生活とは異なる空間演出をしてくれています。
そしてもう一つ。『心地よい空間』に欠かす事の出来ないものに"音"があります。ジャズ喫茶・ライブハウスの様に音楽を聞きこむ事を主目的とした施設もありますが、『心地よい空間』ではメインの目的(作業)を邪魔しない、雰囲気を演出する音=BGMとして流されており、聴覚上から人々に安らぎや和みを与えています。
これまで商業施設での空間演出は、家具・照明・香りなどの様に模範として一般家庭に次々と取り入れられてきました。では"音"については、どうでしょう?ご家庭には音を聴く機器として、ミニコンポ、ラジカセ、ホームシアターなどがありますが、これらは『いつものお気に入りの曲を聴く』『新しく買ってきたアルバムを聴く』など、音楽を聞き込む事を目的とした使い方をされています。残念ながらこれまでご家庭では空間演出の為にBGMを流す事があまりされていませんでした。
人間は無音空間に居ると本能的に不安感を覚え、気分が優れない感じがしてしまうものです。昔の住宅では、鳥の鳴き声や川のせせらぎなどの自然音、人々が行き交う生活音など周辺の音がごく普通に聞こえ込んでいましたが、最近の住宅では気密性・遮音性が高くなり、周辺の音があまり聞こえて来なくなりました。そこで多くの人はこの無音空間から逃れる為、何気なくテレビを付けています。テレビを付けてはいますが、決して一生懸命番組を見ているのではなく、そこから出てくる音声をBGM代わりに食事をしたり、新聞を読んだりしているのです。
私共では『音もインテリア!』であると考え、住まいを音で演出できる住宅設備用オーディオ機器を作ってみました。生活の邪魔にならず、どなたにでも手軽に音を流していただける様、本体及びスピーカーは壁・天井にビルトイン設置する構造にしていますので、配線がお部屋の中に露出する事がありません。また名前は皆様に親しみを覚えていただきたく『ACCO*』(あっこ)と名付けました。『ACCO*』は、Acoustic(音)とConditionを組み合わせた造語です。『ACCO*』には、全世界で収録した"小鳥のさえずり"や"波の音""駅・空港のざわめき"など50種類の環境音を内蔵しており、この環境音を単独で再生する事も出来ますし、iPodやインターネットラジオの音楽とミックス再生する事も出来る様にしています。普通のミニコンポやラジカセでは決して体験する事のできない、まるでカフェやホテルのロビーに居るかの様なちょっとリッチな空間演出が可能です。
夢の住空間作り。インテリアプランニングの中に家具やファブリック、照明だけでなく、是非"音"も加えてみて下さい。きっとお部屋が更に『心地よい空間』となる事でしょう。
「暮らしを豊かにする家電の活用法」バックナンバー
- パイオニアマーケティング株式会社 住設法人部
西野 弘二 

壁にビルトインされたACCO* 本体

ダウンライトと調和する埋込スピーカー

リビングデザインセンターOZONE(新宿)のACCO*専用ショールーム
