
2010年04月14日更新
地デジの準備とホームシアター
皆さん、『地デジ』への準備はお済ですか?TV放送は2011年7月24日に現在のアナログ放送が終了し、デジタル放送へ完全に移行します。
『地デジ』への準備というと液晶やプラズマ等ハイビジョンTVのとても綺麗な画面にだけ注目が集まりがちですが、実はデジタル放送では"音"も魅力的に進化しています。これまでのアナログ放送での音声は左右2チャンネルのステレオ音声でした。一方、デジタル放送では映画館やDVDなどで採用されているものと同じ、5.1チャンネルのサラウンド音声での番組が毎日沢山放送されています。
映画だけでなく、音楽・スポーツ中継などまるで自分が実際に映画館や劇場・スタジアムで見ているかの様な臨場感を、ご家庭で簡単に体験する事が出来るのです。この5.1チャンネルのサラウンド音声を楽しむ為には、TVの左右に通常付いているスピーカーだけでは不充分で、いわゆるホームシアター機器が必要となります。
ホームシアターというと一昔前までは映画好きの一部の方が、暗くしたAVルームの中でスクリーンや沢山の大型スピーカーを使って楽しむ、所謂趣味の専用商品だったので、今でも取っ付きにくい商品だという印象を持たれている方が沢山いらっしゃいます。確かに従来ホームシアター導入にあたっては、
①スピーカーやアンプなど一式揃えるのに多くの費用が掛かる事
②一つのお部屋に5本程のスピーカーを置かなければならない煩わしさ
③後ろ側に置くスピーカーまでの配線が邪魔になる事 etc.
悩ましい点が幾つかありました。でも現在では一般の方がリビングルームで気軽に楽しめる様々なホームシアター機器が商品化され、とても身近な存在となりつつあります。家電店の売り場に行くと、4万円程度のお求め安い価格から様々な商品がラインナップされており、一辺10cm程度の小型スピーカー5~6個を(後ろ側には置かず)テレビの回りに置くだけで楽しめるタイプのモノや、テレビ台の一部にスピーカーを内蔵した簡易的なタイプのモノなど置き場所にも困らず、誰にでも簡単に操作できるスグレモノが沢山あります。
また、最近採用される方も多くなり、おススメなのが、住宅の設計段階で設備としてホームシアターを導入する事です。住宅設備としてのホームシアターには、埋込型のスピーカーを使用することが多く、必要なスピーカーはダウンライトと同じ様に天井面などに埋込みますのでスッキリと邪魔になりません。
そして配線ケーブルも壁や天井の中に隠蔽配線しますので、お部屋のインテリアも損なわずに見た目も綺麗に仕上がります。既築住宅への導入は簡単ではありませんが、新築・リフォームをご計画の方は、住宅メーカー様や工務店様に是非一度ご相談してみてはいかがでしょうか。
ホームシアターを導入された方から時々「後ろのスピーカーから音が出ない」というお問い合わせを頂きますが、詳しくお話をお伺いして確認するとほとんどの場合、正常に動作しています。映画ではカーチェイスや銃撃戦などの一部のシーンを除くと主に前方のスピーカーからセリフだけが出ていて、後ろのスピーカーからは微かな音しか出ていない場合の方が多いのです。
また、コンサートの中継では通常歌手が歌っている声は主に前方のスピーカーからのみ聞こえ、後ろのスピーカーはとても静かです。ただ歌が終わるや否や後ろのスピーカーからも歓声・拍手が鳴り響き、自分が劇場の特等席で見ているかの様な雰囲気が味わえます。
全てのスピーカーから何時でも強い音が出ているものだと思い込まれているお客様が意外と多いのです。我々商品をご説明する側でもお客様にホームシアターをご体験いただく際、効果のはっきり判る派手なシーンを使う事が多く、誤解を招く一因となっていると思われます。反省すべき点ですね。
感動は画面だけでなく、音によっても大きくなります。地デジの準備、さあ貴方も、音についての準備もお願いします。

もっと気軽にホームシアターを楽しみましょう

住宅設備として導入されたホームシアター

お手軽なホームシアターセットの一例(Pioneer HTP-S323)
- パイオニアマーケティング株式会社 住設法人部
西野 弘二 
