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【プロが厳選】注目の分譲マンション

2017年07月24日更新

「プラウドシティ越中島」にみるブランドの力

 

「プラウドシティ越中島」モデルルーム<リビング>

「住まい選びを楽しみたい」「自分好みのこだわり空間に住みたい」そんな思いを持つ人にとって<青田売りの新築マンション>は有力な選択肢のひとつになるだろう。なぜなら、購入の意思表示をすれば、引渡しを受ける前でも自分仕様にカスタマイズして施工してくれるからである。もちろん、対応していない現場もあるし、工期が進むにしたがって制約が生じるので注意が必要だ。またフルオーダーもなくはないが、ほとんどがパターンオーダー=メニュー選択方式である。

引っ越したその日から、自ら選んだ内装、設備、造作家具がビルトインされた状態で住めるメリットは計り知れない。例えば、キッチンの食器棚。色や素材がキッチン本体と同質であることはもちろんのこと、幅・高さ・奥行すべてジャストサイズで造り付けられる。インテリアに統一感があり、場所に無駄がなく、(オリジナル設計のため)機能面でも本体との連携が効いている。市販の棚を選ぼうものなら、こう上手くはいかないだろう。調理スペースに起因する多くのストレスから少なからず解放される、と言ってもいいくらいの効果が得られるのだ。

リビングからキッチンを見る

住んだ後に変更すればいいじゃないか、という考えもある。たしかに、イメージと実際の暮らし方が異なり、無駄なオプションにお金を使ってしまったでは意味がない。しかし、多くの人を悩ます「収納」や家事軽減に貢献する「先進の設備」などは後々考える必要が無いばかりか想像以上の利便が享受できることもある。さらにインテリアにこだわりたい人は、空間の高級感がアップするアイテムなどは積極的に検討すべき、といいたい。仮設のモデルルームでは実際にそれらのセレクト(選択肢)が施されているケースも多く、有効な判断材料になるはずだ。

ただいま(2017年7月24日時点)公開中、「プラウドシティ越中島」モデルルームは、その象徴ともいえるプレゼンテーション空間だ。一つずつ挙げているとキリがないので、ここでは2点に絞って解説したい。

まずひとつは「壁」。平面空間で隣戸と接するマンションは、一戸建てにくらべて壁量が多いのが特徴。したがって空間全体に与える影響も大きく、個性の有無は壁次第と言えなくもない。後から(比較的容易に)変えられるが、だからこそ思い切ってチャレンジできるという捉え方もある。「プラウドシティ越中島」では、単調になりがちな廊下の演出、塗装仕上げ(ダイニングスペース)、ニッチの設え、小物置も兼ねたリビングボード、さらに要所にアートを展開するなど住み替え検討顧客に対してプロならではの上質なアイデアが丁寧に詰まっている。坪単価300万円前後の物件で、総戸数300戸以上であるにもかかわらず、壁だけでよくここまで多彩な工夫・提案を施せたものだ。

玄関を入った廊下の壁面

もうひとつは「照明」。家具以上に住空間に影響力があり、かつ難しいのが照明だ。工事を伴う変更は、後から替えるのが簡単でないことから、慎重を要す。一般のモデルルームでは、目的の一つである販促効果をねらうがあまり、なかば強引な印象を覚えるほど大掛かりな間接照明が施されていたり、発熱を体感するほどダウンライトの数が多かったり、あるいは逆に高価な家具類の割に照明が少なかったりと、コーディネートのなかでの頃合いが難しいように思う場面が少なくない。さらに、実生活では光の入り方や夜間の過ごし方、家族構成やライフスタイルの変化など照明の必要な場所や数、柔軟性はオーナーごとに異なる。「プラウドシティ越中島」では比較的平易な「居室全体を均等に照らす灯り」は最小限に、組み込み型と置き型をバランスよく足し合わせ「そこに居る人が求める灯り」と「極端に暗い場所が出ないよう考えられた」照明構成になっている。(画像参照)

事業主の野村不動産は、大手の中でも唯一オーダーメイドマンションに力を入れてきたデベロッパーである。「マイホームであるがゆえの価値。それは自分の好みが反映されているかどうかだ。たとえドアノブひとつでもいい。人は自分が選んだものをまっさきに自慢したがるもの」『プラウド』を立ち上げた当時の社長、中野氏は「お客様の満足度」にとことんこだわった。今般のセレクトメニューの充実は同社のアイデンティティに最も近い具体といえる。また「プラウドシティ越中島」のコンセプトに「時短」がある。共働き世帯増加の趨勢をにらんでの商品戦略で、例えば自動洗浄機能付き浴槽などが新たに導入されている。共用部にもスケールメリットをいかした取り組みが見られ、同社らしさが感じられる。

施工を請け負う長谷工コーポレーションは「アイセルコ」に代表される、マンション施工途中のカスタマイズ提案を「建てる側から推進してきたゼネコン」である。工程の複雑化を促す企画を施工会社自らが推奨したこと、特注という高価なイメージのある仕組みを「パターン化」し「住宅ローンに一緒に組み入れられる」ことで世の中に普及を促した。

「プラウドシティ越中島」は、野村不動産と長谷工コーポレーションがこれまで得意としてきた分野のノウハウ、つまりブランド(=市場との約束)の力が収斂したプロジェクトといえるのではないか。モデルルームを見て、そんな感想を持った。

模型・パネルコーナー

 

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