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住宅ライターの家づくり奮闘記

ハンモックをかけたところ。2人用のサイズなので、子ども2人で乗ることもできます。締め切りをクリアしたら、私もまた寝たい。

使っていないときはこんな感じで片付けておくこともできます。手が届く高さならもっとよかった。専用の袋もついてきたので、それに入れた方がほこりとかの面でいいんだろうなあ。

2014年01月28日更新

ハンモック--住まいに楽しさを感じる仕掛けを

「年明け早々までに」という仕事をこなし、「1月中に」という締め切りに取り組みながら、バタバタと私の2014年はスタートしました。幸い、出張取材は一段落したので、自宅にこもって原稿執筆とデスクワークに取り組んでいます。

その合間を縫って、昨年からの「宿題」もぼちぼち片付けました。年末のどさくさに紛れて障子の破れを貼り直し、玄関壁に姿見をようやく設置。わが家に全身を映せる鏡が10年ぶりくらいに復活しました! 子どもが小さいうちは危ないので、床に置くタイプの姿見を処分して以来のことです。やっぱり出かける前に自分の全身の様子をチェックできるのはいいですね。

そして、amazonで取り寄せて、ひと月近く放置していたハンモックもようやく吊すことができました。いちおう150kgまでということだったので、屋根を支える登り梁と階段の桁部分という、わが家の中でもっとも丈夫そうな部位にフックをビスどめ。小型のドリルを使ったのですが、どちらも垂木だの、踏み板だのその他の部材が邪魔をして、取り回しが難しい…。ビスも長めのものを使ったし。プロなら、「あのへん取り付けやすそう」などと見当がつくのでしょうが、素人はやってみないとわからない。まさに「できるかな」状態。はてさてふふ~ん♪

それでもなんとかフックを取り付け、ネットでヒモの結び方を調べて、長さを調整し、本体を吊ってみると……。ん? ちょっと床から高すぎる? それでもハンモックに腰を下ろして体重をかけてみると、ぐぐっと沈んで、ほどよい高さに。

そのまま寝転んでみると、自然とゆらゆら揺れます。吊したハンモックに対して平行に寝るとカーブがきついので、斜め、もしくは腰や背中を乗せる間隔で十字になるように寝ると安定するのだとか。包まれるような感じで体重が分散してとても落ち着きます。

子どもたちも喜んで乗っていました。こういう家で過ごす時間が楽しくなるような仕掛けっていいですね。ますます、子どもたちは2階の子ども室に行かなくなりそうだけど。大人の落ち着く時間は、連中が寝るまで訪れないのでした…。

 


住宅ライター 渡辺圭彦

渡辺圭彦プロフィール
1970年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、扶桑社「新しい住まいの設計」編集部に勤務。その後、(株)ハウジングエージェンシーを経て、編集・制作会社へ。2004年よりフリーに。著書に「家づくりのホント~欠陥住宅にハマらない心得」(週刊住宅新聞社)など。2009年2月に自邸が竣工。
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