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「三角の家の田中です」

2009年12月16日更新

眺めのいい部屋

こんにちは。
家の時間の田中です。

 先日、トレンドレポート「薪ストーブ」の回でご紹介した建築家の松原さんからオープンハウスのご案内をいただき、出かけてきました。

 この家の大きな魅力のひとつは、河川公園沿いという立地です。
 2階リビングから遮るものなく公園の緑が目に飛び込み、足を踏み入れた途端、思わず歓声を上げてしまいました(写真)。

 片隅には薪ストーブが置かれ、ナチュラルな無垢の床や梁、漆喰の壁など自然素材で作られたこの家は 「毎日リゾートにいるように暮らしたい」との建て主の思いが、そのまま実現したように思いました(ちなみにここ、東京23区内です)。

 実は、この家のすぐ近くに、三角の家を設計したM氏が手掛けた家があります。
 同じく河川公園沿いに立地し、抜群の借景を楽しめる素晴らしい家なのですが、なぜか通り沿いの他の建売住宅は全て、川に背を向けるように建っているんです。
 
 もったいないですよね。何でだと思いますか?


 実は、川が家から見て北側にあるからなんです。


 ちなみに、南側はというと、
 幅4mほどの道路を挟んで、向かいの家の高~い擁壁が目前に迫っています。

 でも、南側だから、こちらにリビングがあるんですね。窓からの眺めは擁壁...??


 マンションなどと違い、一戸建ては東西南北、さらに上部から光を取り入れることができます。
 南側の大きな開口は確かに気持ちがいいですが、周辺環境によっては必ずしもベストな回答にならない場合もあります。

 もちろん、その逆も。図面上では「う~む。。」と思う土地でも、ぜひ建築家など土地を読むことのできる人と一緒に出かけてみてください。びっくりするような素敵な解決策が出てくるかもしれません。

 しかもこの手の土地は、不動産的には資産価値が低いと判断され、相場より安く売買されていることが多いので、考えようによっては狙い目です。

 実はわが家の土地も、変形・狭小・全面道路が私道・準工業地域と、不動産的には悪条件のオンパレードだったため、周辺より坪単価で15%位安かったのですが、設計の工夫次第で十分楽しく快適に暮らせることは、このコラムで常々書いているとおりです。

 なかなか希望通りの土地が見つからない、とお困りの方は、一旦「不動産の常識」から離れてみてみてはいかがでしょうか。きっと新しい発見がありますよ。


 さて、早いものでこのコラムでも2回目の年末のご挨拶となりました。
 今年も「家の時間」をご愛読いただき、ありがとうございました。
 来年からはコンテンツも大幅に入れ替わり、新たなスタートをきってまいります。
 これからもどうぞよろしくお願い致します。

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