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「三角の家の田中です」

2009年10月21日更新

日本の森のポテンシャル

こんにちは。
家の時間 プロデューサーの田中です。

 少々気が早いようですが、三角の家も今年で6回目の薪ストーブシーズンを迎えます。おなじみの薪屋さんからシーズン前半分のナラ乾燥薪(大中割75束約500kg)も届きました。
 三角の家では屋内で保管するため、薪の乾燥状態はもちろん、汚れなどの見た目にも結構気を使います。その点、この薪屋さんの薪はとてもキレイで乾燥状態もよく、セカンドリビングに置いても気になりません。(自然のものなので、当然多少の虫もお供でついてきますが)

 薪ストーブに火を入れる時は、炊き付け用に細くてよく燃える小割の薪が必要です。これも、別のなじみの店で15kgほど注文しようとウェブサイトを見たところ、今年はお気に入りの商品が見当たりません。

 メールで訊ねてみたところ、毎年作っていた方がご高齢になり、継ぐ人もいないので廃業したとのことでした。

 もう随分前から危機が伝えられている、日本の林業従事者の高齢化問題ですが、21世紀に入ってからは、環境の観点からも問題視されています。

 先週のBOOK REVIEWで紹介した「未来の住宅 カーボンニュートラルハウスの教科書」では、日本は国土の2/3が森林で、フィンランドやスウェーデンと並ぶ世界でもまれな森林国家でありながら、木材の8割を輸入することの奇異を指摘しています。

 ウッドマイルズ研究会によると、一般的な国内の住宅1軒につき、外材を含めた木材の輸送で約3 トンのCO2を排出しているのだとか。これをすべて国産材にすれば約1/3、さらに近距離の地場材にすると1/6に輸送CO2が削減できると算出しています。

 また、木材はエネルギー源としても優秀です。成長過程で吸収して蓄えたCO2を燃焼時に排出する、という考え方から、カーボンニュートラル (CO2を出さない)なエネルギーとされています。しかも、化石燃料と違い、伐採後は新たに植林して再生することが可能なのです。

 国産の木を使うということは、森のメンテナンスを計画的に行うことにつながります。計画的に間伐や伐採、植林された森は成長力があり、より多くのCO2を吸収します。同時に、「緑のダム」とよばれるように山の保水力を高めるなど、日本の森には大きなポテンシャルが隠されているのです。

 民主党政権は「コンクリートから人へ」をスローガンに、現在国家予算配分の大転換に挑んでいます。先日国連で発表したCO2の90年比25% 削減と合わせ、日本版グリーンニューディールとして土木工事から林業への積極的シフトを、ぜひ進めてほしいと思います。

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