2009年09月16日更新
農業ブームの本質は家づくりに通じる
こんにちは。家の時間 プロデューサーの田中です。
三角の家では今、庭のブルーベリーが大豊作です。
今年で3回目の収穫ですが、何にも手入れしていないにもかかわらず
毎年どんどん収穫量が増え続けています。
ブルーベリーは同じ系統の別の品種を2種植えることと、
(わが家は「ティフブルー」と「ホームベル」を植えています)
酸性の土を好むので、そこだけは注意が必要ですが
あとは適度な水遣りと日照さえ気をつければとても丈夫な植物です。
春に咲く白い花もかわいいし、紅葉も楽しめるし、おススメですよ!
それにしても、ここ数年のものすごい農業ブーム。
雑誌が3誌も創刊されたそうです。
わたしのまわりでも家庭菜園だけでは飽き足らず、
区民農園を借りて本格的に野菜をつくっている人もいます。
わたしはそこまでする気力はないのですが、土は大好きなので
もっぱら自宅近くの農園レストランに通い続けています。
夕暮れの畑を眺めながらの食事は、不思議に心満ちるひととき。
つくる人と食べる人が近くにいる関係は
人を驚くほど安らかな気持ちにしてくれるものですね。
家は、どうでしょう。つくる人と住む人の距離は近いでしょうか。
便利さや快適さを追い求めていくうちに
自分の手の届かない遠い存在になってしまったように感じませんか。
テカテカした合板や木目プリント(!)の建具は確かに手入れが楽だけど、
傷ついて色が経年変化した無垢の板やデコボコした漆喰の壁に
つくり手の思いと時間の経過を感じ、愛おしく思うことはないでしょうか。
三角の家の壁は、タナクリームというDIY用の漆喰を
建築家・M氏と事務所スタッフ、わたしと子ども、
職場の友人趣味の友人と、
指導してくださった左官職人さん以外素人総出で塗りました。
「漆喰は10分以上見ても飽きませんよ」という
M氏の殺し文句にまんまとのせられ(安いのも魅力だった)、
真夏にドロドロになりながら作業したことを
今、クラックが少し目立ち始めた壁を見て、懐かしく思い出します。
今年の夏で、三角の家は建てて丸5年が経ちました。
生活の痕跡が床や壁につきはじめて新築時のカドをやさしく削り、
全体がしっくり馴染んできたように思います。
今月末にはいよいよ薪ストーブ用の薪も到着。
少しずつ冬の準備が始まります。

