私の体が悲鳴を上げる時季が1年に2度あります。
それは3月の冷えと6月のむくみ。
6月は梅雨の初め。
水分を溜め込みやすい体質ゆえ、
急に高くなる湿度に体の調整機能が追いつかず、むくみがひどくなります。
ハブ茶、たんぽぽコーヒー、小豆かぼちゃ、緑豆など、
取り入れるものに工夫して、こちらはなんとか凌げるようになりました。
夏のクーラーや冷たい飲み物のしわ寄せがくる秋の初めの冷えには、
足湯やあたたかい飲み物で対応できるようになったのですが、
春先の冷えだけはなんともできません。
春は排毒の季節といわれます。
それで体がこうなるのか、詳しいことはわかりませんが、
なかなか手強い春の冷え・・・『冷えには生姜!』と、
毎日のごはんに積極的に取り入れるようにはしています。
そして今年からハマっているのが 【ホットスムージー】
『えっ? スムージって凍らせるんじゃない?』
はい! そのとおりです、それが王道。
でも、体を温めるために工夫したレシピが秀逸なのです。
今月はそのレシピを紹介しますね。
桜の頃は『花冷え』といって けっこう気温がさがります。
春に浮かれてウッカリ薄着で風邪をひきそうなときにもオススメですよ。
その前に生姜のお話です!
たびたび訪れている高知 その特産物のひとつである生姜。
昨シーズン楽しみにしていた体験収穫の機会を逃してしまい、
残念な思いをしていた矢先、すてきな出会いがありました。
<四万十のジンジャーマン>こと茨木良太さんです。
お忙しい作業の中、お時間を頂戴してお話を聞く機会がもてました。
無農薬栽培だけでなく貯蔵方法にもこだわっている良太さんの生姜。
ご覧ください このすてきな眺め!!
こんな畑で育ててもらった生姜なら 健やかであること間違いなし。
安心して皮ごとガンガンいただけますね。
今回、ご案内いただいたのがこの貯蔵壕。
『土中で育った野菜は土中で保存できるという自然の仕組みがある。
先人、先輩たちが日々の中でそうした知恵を積み重ねてきたことへの
尊敬と感謝を覚える』という良太さんの考えのもと、
運搬が困難な壕の中で生姜を貯蔵されています。
実際、壕の中に入らせて頂き、湿度、温度、暗さを体験し、
年間を通じて15度を保てる壕での貯蔵法が、
とても自然であることを体で納得したのでありました。
これです! その場に身をおくからこそ得られるもの。
私がとりつかれて止まない旅の醍醐味はこれなのです!
ではでは レシピを紹介します。
<生姜のホットスムージー> たっぷり1人分 仲良く2人分
昆布水 1/2カップ(刻んだ昆布10g+水1L.で一晩置く)
生姜 ひとかけ(10gくらい)
人参 50g(薄切り)
みかん 1個(薄皮ごとほぐす)
りんご 1/4個(薄切り)
ヨーグルト 大さじ1
<作り方>
1.小鍋に昆布水、皮ごと刻んだ生姜を加えて5分加熱し、人参、みかんを加えて火を止める。
2.ミキサーにりんご(有機栽培なら皮ごと)、ヨーグルト、1を加えて撹拌する。