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安曇野ノオト

今年も会えたね

落ち葉のじゅうたん踏みしめて

京都に安曇野の風を

2010年11月24日更新

暮らすように旅する安曇野  旅立ちの季節です

安曇野の森は落ち葉のじゅうたんでガサガサふかふか。
見はるかすアルプスの峰々は白く輝いています。
紅葉を追いかけてあちらこちらと飛び回っていたのも一段落。
週末ごとどこかで開かれていたクラフトイベントもほぼ終わり
静かな初冬の始まりです。

何故かこのころになると安曇野族は心落ち着かず
図書館の旅コーナーの本は品薄に・・・
白鳥が安曇野に来るようにどこかへ出かけたくなってくるのです。
遠い昔はるか九州から移動してきた安曇族の
流した汗が大地に染み付いているのか
広い野を自由に駆け抜ける風が誘うのか?
「次はどこに行こう?」と言う話をよく聞くようになります。

それぞれ抱える物はあっても、心の翼は広がっているので
風向きを選んでホイッ!と旅立つのです。
私たちも9月から10月が大町、その後安曇野スタイルと続き中2日で京都へ。
一週間の作品展の会期中ほぼ会場に貼りつきでしたが
出勤途中の街角にいつも何かを発見することができて
またふれあう人々の人間性や感性の色に
たくさんの刺激を受けることができました。

とどまり根を張ることもとても大切ですが
色々な物を見て自分なりに咀嚼して
心の栄養にしていくことも忘れないでいたいと思っています。
それをいつか作品に反映できればいいのですが・・・・
と思いつつ今から荷造りです。

行き先は北
今安曇野で一番人気のインドネパール方面ではなく酷寒の地。
日照時間が5時間しかない長い暗い冬の間、
人々はどう暮らしているのか?
どんな手仕事をしているのか?
探ってまいります。

「ただいま~」と帰ってくる場所、安曇野があるからこそ旅に出るのでしょう。

「暮らすように旅する安曇野」で始まったこのコーナーも一年になりました。
安曇野の事をもっと知ってもらいたくて書いてきましたが、
色々舌足らずな部分も多かったと思います。
いままで読んでくださって本当にありがとうございます。
これからはたまーにお目にかかれればと思っております。

そして百聞は一見に如かず!
ぜひご自身で安曇野の良さを確かめにいらしてください。

クラフター 宮嶋洋子

宮嶋洋子プロフィール
関西出身、産業福祉を専攻後、保険会社勤務。結婚を機に信州白馬山麓に移住。夫とロッヂを経営。夫が鉄工房Eisenを立ち上げると共に安曇野に移転。自らは羊に関わる紡ぎ、織り、編みのクラフトを楽しむ。
鉄工房Eisen:http://www5.plala.or.jp/Eisen/

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