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BOOK REVIEW一覧

  1. 2009年03月18日更新

    図説 日本の住まい

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    建築資料研究社
    1,500円(税別)

    数寄屋造りってどんなつくり?茶室や水屋ってどんな設計作法があるの?歴史と文化が色濃く反映された伝統的な日本の住まいづくりは、とかく一般人には敷居が高く、興味があってもなかなか知る術がない。本書は学術的、専門的になりがちな日本建築の入門編として編集されたもの。「住居タイプ」「座敷」「茶室」「民家」「庭」などの51項目をイラストと文で構成し、それぞれがコンパクトにわかりやすく解説されている。著者曰く、建物を理解するための方法は『直接見ること』『肉眼で見ること』『繰り返し見ること』に尽きるのだとか。暖かくなるこれからの季節、旅先で日本建築めぐりなどを楽しんでみてはいかが?

  2. 2009年03月11日更新

    リートフェルトの建築

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    TOTO出版
    4,200円(税込)

    「レッド&ブルーチェア」「ジグザグ・チェア」といった名作椅子のデザイナーとして有名なオランダの建築家、ヘリット・トーマス・リートフェルト。意外にも建築家としての側面を紹介する文献は少なく、リートフェルトの建築を総合的に紹介する本書は、日本のみならず本国オランダでも初の建築作品集となる。家具作家から建築家へと転向し、前衛芸術・建築運動デ・ステイルを代表する大建築家へと成長していくリートフェルトの足跡を、各時代ごとの作品の変遷とあわせて丁寧に解説。世界遺産にも登録されている「シュレーダー邸」から晩年の公共建築までの代表作20作品が、撮り下ろしのカラー写真で掲載されている。

  3. 2009年03月04日更新

    ほぼ1円の家 中古住宅ともったいないDIY術

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    NHK出版
    石倉ヒロユキ 著
    1,200円(税別)

    中古住宅の価値は、不動産市場では非情なほど平等だ。建築家の家も、建売分譲の家も、数寄屋造りの日本家屋も築30年も過ぎるとほとんどが査定0円、土地価格のみで売買される。そこに大きな可能性を感じた絵本作家が、築40年のボロいが広い家を、さまざまな苦難をやたらと楽しそうに乗り越えながらリメイクし倒していく話が本書。素人ならではの素朴な疑問や体験から得た教訓、材料の入手方法など、リメイクやリペアの具体的ノウハウが豊富で、読後は家を改造したい欲求にかられるかも。今時の家にありがちな硬質な空間、新品のピカピカなものが暮らしの中になじまない人は、ぜひ本書を読んでDIYに挑戦してみては。

  4. 2009年02月25日更新

    「新しい郊外」の家

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    1,480円(税別)
    太田出版
    馬場正尊 著

    東京から特急で60分、150坪で1000万円ちょっと。これがノーブランドエリア、房総のポテンシャルだ。この"都市と地方の中間領域=新しい郊外"に着目したのは「東京R不動産」を主宰する建築家、馬場正尊氏。この新しい価値観の捉え方を伝えるたのウェブサイト「東京R不動産RELAX」がやがて「房総R不動産」に発展し、ついには自身でこの地に家を建ててしまった記録が本書である。サイドストーリーとして紆余曲折を経た家族の変遷が住居に関連付けて綴られ、建築が家族関係に及ぼす影響の大きさを改めて実感する。住宅ローンとの悪戦苦闘など、従来の価値観に捉われない「いい家」づくりをめざすフツーの人なら知っておきたい情報も。

  5. 2009年02月18日更新

    まちに森をつくって住む

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    甲斐徹郎・チームネット著
    2,800円(税込)

    広大な敷地や屋敷林を所有する地主が、高額の相続税を支払えず土地を手放すケースが後を絶たない。売却後は樹木が伐採され、小さく分割され、元来の面影を全く感じさせない無味乾燥な分譲住宅地に...というのはよくあるケース。でも、こうした環境が「住み手に多大な利益をもたらす資産なのだ」と考えると、話は180度変わってくる。地域環境を守るだけでなく、自分が得するのであれば、動こうとする人も当然増える。本書では「緑が住まいの空調装置」をキーワードに、住み手が得をし、生活を快適にするための、目からウロコ的な住まいづくりの実践手法が紹介されている。背景にあるパラダイム変化の解説にも、納得する人は多いのではないか。

  6. 2009年02月11日更新

    Come on-a my house 住まいの風景

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    ラトルズ
    中村好文 著
    1,600円(税別)

    「すまいには、住み手の人柄と生活習慣と趣味嗜好のすべてが、あますところなく詰まっている」。建築家の中村好文氏が設計した小さなギャラリー「as it is」で昨年開催された同氏のコレクション展を、美しい写真と本人による解説でまとめたのが本書。誰のためでもない、住む人が心からくつろげる部屋作りの極意を端的に教えてくれる「普段着のすまい論」だ。李朝のバンダチ、インドの木製壺、ミコノスの彫像、ゴッホの椅子...地域や年代に関係なく、愛着を持つものがそれぞれどのような経緯でしかる場所に納まったかという物語も楽しい。本当に自分が好きなものに囲まれて暮らすっていいなぁと実感できるはず。

  7. 2009年02月04日更新

    世界のドッグインテリア

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    エクスナレッジ 刊
    1,200円(税別)

    最近は集合住宅でもペットOKのところがずいぶん増えてきた。愛犬と楽しく暮らしたいけれど、インテリアにも妥協はしたくない!という人におすすめなのが、この本。フレンチブルドッグ、チワワ、ラブラドール・レトリーバーなどの犬種ごとに飼い主と愛犬の暮らしぶりや注意点、インテリアのこだわりポイントなどが美しい写真とともに紹介されている。クッションや食事用ボウルなど、ともすれば少々かわいらしくなり過ぎなペット関連グッズも、ショップ名付きでおしゃれなものがいろいろ紹介されている。巻末には、撮影時のベストショットを集めたポストカードのおまけ付き。

  8. 2009年01月28日更新

    火と水と木の詩-私はなぜ建築家になったか

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    新潮社
    吉村順三 著
    2,200円(税別)

    数多くの優れた住宅を手がけ、日本の風土と文化に根ざした建築にこだわり続けた吉村順三氏。日本を代表する建築家が、子ども時代や修行時代のこと、建築家の役割、設計の具体的なテーマなど、自身と自らの建築哲学を語り尽した1978年の貴重な講演録。『いい形は自然から学ぶ』『一番大事なのは火、光、水、風、音、植物』という氏が常々語っていた信念は、現代でも全く色褪せていないどころかますます重みを増しているように感じる。平易な言葉で語りかけているので、建築家の役割を知りたい初心者にも理解しやすい内容だ。住宅の名作として知られる自邸「南台の家」の撮り下ろし写真や「南台の家」に関する宮脇檀氏との対話も収録。

  9. 2009年01月21日更新

    Fennica Style Book

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    プチグラパブリッシング 刊
    1,600円(税別)

    セレクトショップのビームスがファッションのみならずインテリアも提案するようになって15年以上。かつての名品を次々に現代のセンスで再提案するなど、インテリアシーンに影響を与え続けてきたビームスモダンインテリアが『フェニカ』に名称を変え現在提案しているのは、北欧モダンと日本の民芸のミックススタイル。本書ではビームススタッフの自邸24軒を通じて、双方が絶妙にバランスされた、どこか懐かしいぬくもり溢れるインテリアを知ることができる。後半では現代に息づく民芸の現場を訪ねた紀行文や全国の民芸ブランドも掲載。

  10. 2009年01月09日更新

    伝統技法で茅葺き小屋を建ててみた

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    農文協
    原田紀子 著
    1,600円(税別)

    以前取材した茨城県八郷町の茅葺きの家並みが「にほんの里100選」に選ばれたというニュースを、先日耳にした。茅葺きの家を間近で見て「なんて理に適った家なんだ」と驚いた記憶がある。本書は、わずか3坪の小屋だがこの平成の世に都市近郊で茅葺きの建物を建ててしまった記録。皆で力をあわせて礎石の下を地固めし、棟上げをする。大工さん、左官屋さん、屋根職人は大活躍し、建て主や助っ人の学生達が参加するさまはもはや祭りのノリで随分楽しそうである。出来上がるまでの手順や職人さんの紹介もあるので実用書としても使えるのがいい。庭が広かったらこんなこと、してみたいなぁ。

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